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実況おしゃべりパロディウス ゲーム概要 パロディウスシリーズ第四弾。 アーケードではリリースせず、SFC・PS・SSといった家庭用ゲーム機のみで発売された。 タイトル通り、八奈見乗児が声を当てる「タコ」の実況解説が、ゲーム最中に挿入されている。 また家庭用オリジナルという事で、「妖精」を集めることで隠し要素が増えたり、プレイ途中のセーブ・ロード機能も付いている。 なおSFC版とPS版・SS版では、ステージ構成など変更点がいくつかあり、サブタイトルもPS版・SS版では「フォーエバー・ウィズ・ミー」という物が追加されている。 モアイ その他画像 この作品のモアイが放つリング。 攻撃方法 キスマークのリングを発射する。 語録 備考 「ときめきメモリアル」のパロディである2面の雑魚。 グラディウス及びパロディウスでも、お馴染みのモアイだが、この作品ではときメモの制服に身を包んでいる。 実況でも「うわっ、気色悪ぅ」など、散々言われている。 なお、髪の色は個体によって変わっている。 2面ザコ その他画像 攻撃方法 ハートマークを投げる。 語録 「ぁーん」 備考 2面の終盤に登場。 撃墜すると「ぁーん」というセクシーボイスと共に撃墜される。 なお、髪の色は個体によって変わっている。 あかね その他画像 攻撃方法 ショットを喰らうと、ねこぱんちで反撃する(画面端に居れば回避可能)。 語録 備考 2面ボス。 ショットを撃ちこんでも倒せず、実際に戦闘になるのは、「ひかる」の方であるため、彼女と戦うというのは少し語弊があるかもしれない。 しかし、ショットを撃ちこむ事でスコアが少し入るので、彼女に撃ちこむ事が全くの無意味という訳でもない。 極上パロディウス及びセクシーパロディウスに登場する「ひかる」の2P側キャラクターでもある。 「ときメモ」の制服に身を包み、巨大化しての登場。 ひかる その他画像 攻撃方法 投げキッスと共にシャボンに包まれた敵(破壊可能)を発射する。 髪をなびかせて、花(破壊可能)を発射する。 ミサイルを上へ飛ばす(左端に居れば回避可能) 語録 「そぉ~れ」 「いや~ん」 「あぁあ~ん」 備考 2面ボス。 極上パロディウス及びセクシーパロディウスに登場する「ひかる」と同一人物でもある。 「ときメモ」の制服に身を包み、巨大化しての登場。 3面ザコ その他画像 攻撃方法 多way弾を放つ。 語録 備考 3面の終盤に登場。 出現してから、しばらく倒さないで残しておくと多way弾を放ってくる。 ツインビーシリーズのヒロインであるマドカが元ネタ? ちちビンタリカ その他画像 攻撃方法 通路を塞いで歩いてくる(高速で走ってくる事もある)。 取り巻きに地形を走ってくるペンギンがいる 語録 備考 最終面の中ボスとして登場。シリーズお馴染みの敵キャラクター。 この作品の最終面は「お祭り」ステージなので、今回のちちビンタリカはお祭り風の衣装に身を包んでいる。 女幽霊 その他画像 攻撃方法 輪っかを飛ばして攻撃 語録 備考 SFC版のみ登場。7面のボスラッシュステージの二番目に登場。 「がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻」の1面ボスが元ネタと思われる。 名前 コメント
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実況おしゃべりパロディウス / 実況おしゃべりパロディウス forever with me 機種:SFC,PS,SS,PSP 作曲者:コナミ矩形波倶楽部(岩田昌成、冨田朋也、三木彩子、上西隆仁、安慶名伸行) 編曲者(PS):上高治巳、安慶名伸行、木村雅彦、入江茂明、黒岩東彦、南部栄作 編曲者(SS):上高治巳、安慶名伸行、木村雅彦、入江茂明 発売元:コナミ 発売年:1995年(オリジナル), 1996年(Forever with me) 概要 1995年にスーパーファミコンの横スクロールシューティングゲームとして発売され、1996年にプレイステーション、セガサターンに大幅なパワーアップ・アレンジを加えて移植された。 同社の『パロディウス』シリーズの第4作目。1997年に発売されたグラディウス外伝と同様家庭用オリジナル作品であり、それを前提とした要素が取り入れられた作品。2007年1月25日発売されたのPSP用ソフト『パロディウス ポータブル』にも収録されている。 (上記wikipedia引用) ゲーム中はタイトル通り実況が入るのでBGMは聞き取り難い。本作に限った事ではないが、何かしらの曲のオマージュに満ち溢れている。 ステージ1ボス曲「じゅでーMY LOVE」はジュディ・オングの「魅せられて」のオマージュ。これのためにジャスラックに許可を取っている。 プレイステーション版とセガサターン版の編曲には1部USPのスタッフも参加している。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 プロローグ「宇宙暦0094…」 オープニング 実況おしゃべりパロディウス タイトル めにゅ~だよ メニュー だれにしようかな? 選択 ビッグバイパー ロードブリティッシュのテーマ 空中戦 それってむっちゃなつかしい![ディスコミックス]~[ザッツ・ザ・ウェイ]より~ ステージ1 ミラーボール フォーエバー ステージ1 ミラーボール じゅでーMY LOVE~「魅せられて」より~ ステージ1 ボス タコヒコ ベリアルのテーマ 空中戦 ときめき人の踊り~ボロディン「ダッタン人の踊り」より~ ステージ2 巨大!ひかるちゃんとあかねちゃん~ネッケ「クシコスポスト」より~ ステージ2 ボス ツインビー ウインビーのテーマ 空中戦 青春がくれた季節~サンディ・リンザー デニー・ランドル「ラヴァーズ・コンチェルト」、出たな!!ツインビーより~ ステージ3 第2回掘り出し115位 女狼羅命 ステージ3 中ボス むちむちボインビーいらっしゃ~い~ツインビーヤッホー!より~ ステージ3 ボス ペン太郎 お花ちゃんのテーマ 空中戦 がんばれゴエモン、テケテケ道中~ベンチャーズ「ダイヤモンド・ヘッド」、がんばれゴエモンより~ ステージ4 アレンジ127位 ゴエモンコンパクトだ!~がんばれゴエモン2奇天烈将軍マッギネスより~ ステージ4 ボス そいつ どいつのテーマ 空中戦 お菓子のワルツ~ドビュッシー「アラベスク」,サティ「Je Te Veux」より~ ステージ5 KISS MEまっちゃんぷり~ず~グラディウスIIより~ ステージ5 ボス ウパ ルパのテーマ 空中戦 ハイパー・パトロールマン~リーサルエンフォーサーズより~ ステージ6 しゅぽしゅぽネコれっしゃ ステージ6 ボス ジョン・ロビもぶっとび~リムスキー=コルサコフ「くまんばちの飛行」より~ ステージ6 ボス(PS・SS) やばいってかんじぃ~!? アクシデントステージ(PS) ドラキュラ君のテーマ~悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラ君より~ 空中戦(SFC) ドラキュラ君のテーマ~悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラ君より~ 空中戦(PS・SS) ジャンジャンバリバリ出血大サービス~グラディウスより~ ステージ7, ステージ7 ボス1(SFC) ワン次郎のお庭~対戦ぱずるだまより~ ステージ7 ボス1(PS・SS) ホッと一息 ステージ7 町移動 おばけ出現…なんで?~がんばれゴエモン-ゆき姫救出絵巻-より~ ステージ7 ボス2(SFC) あばれペンクロー!?~対戦ぱずるだまより~ ステージ7 ボス2(PS・SS) 名曲!ぶっとべ大砲野郎!~Pop'n ツインビーより~ ステージ7 ボス3(SFC) 殿さまとあそぼう~対戦ぱずるだまより~ ステージ6 ボス(SFC), ステージ7 ボス3(PS・SS) スゥ メミムのテーマ 空中戦 ラン ミケのテーマ 空中戦 続けてやるかい? コンティニュー おつかれさま! がんがんいこーぜ最後の空中戦~グラディウスIIIより~ ステージ8 空中戦 最後はお祭りだよ~~グラディウスIIIより~ ステージ8前半(夜) KONAMI118位 泳げ金魚くんスイスイスー ステージ8 中ボス 緊張の夏~グラディウスIIIより~ ステージ8 要塞 同じアホなら踊らにゃそんそん~グラディウスIIより~ ステージ8 後半(朝) オーバー・ザ・オクトパス~グラディウスより~ ステージ8 ボス 幻のタコヤキは… エンディング1 我が青春のパロディウス'96 エンディング2 ときめき人の踊り「夢色の毎日」(ボーカルバージョン)~ボロディン「ダッタン人の踊り」より~ 突撃!となりの晩ごはん~モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より~ OMAKE-1 P1-Grand Prinのテーマ OMAKE-2 サウンドトラック 実況おしゃべりパロディウス オリジナル・ゲーム・サントラ 「実況おしゃべりパロディウス~フォーエヴァー・ウィズ・ミー~」オリジナル・ゲーム・サントラ
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実況おしゃべりパロディウス 【じっきょうおしゃべりぱろでぃうす】 ジャンル シューティング 対応機種 スーパーファミコン メディア 32MbitROMカートリッジ 発売 コナミ 開発 コナミコンピュータエンタテインメント大阪 発売日 1995年12月15日 定価 9,980円 判定 良作 バカゲー グラディウスシリーズ 概要 ストーリー システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 移植 SS / PS版 PSP版 余談 概要 当時のコナミは、『実況パワフルプロ野球』シリーズでボイス実況要素持ちゲームにおいて他社の一歩先を行っていた。 そのコナミが、何をトチ狂ったのかその技術をシューティングゲームにつぎ込んだ奇抜なゲーム。 実況解説つきのシューティングゲームなんてものは後にも先にも本作だけであろう、おそらくは。 しかしシューティングとしては間違いなくグラディウスの血筋を受け継ぎ、丁寧な作りとSTG初心者にも優しい配慮が見られる快作でもある。 ストーリー上はSFC版『極上パロディウス』の続編となっている。 後述のストーリーで「11人の仲間たち」となっているのはそのためである(AC版『極上』の8人+SFC版追加の3人)。 ストーリー 宇宙暦0094、「過去の栄光」を求めて11人の仲間達が冒険の旅に出た。またしても全宇宙を巻き込む大戦が始まったのである。この戦いで全宇宙は総人口の半分を"痔"に至らしめた。彼等は自らの行為に恐怖した。「…イテッ!」(*1)戦争は最終局面に入り、ついに彼等は、宇宙に散った…あれから時は流れ、再び大いなる冒険の旅が始まろうとしている。「幻のタコ焼き」を求めて、パロディウス軍団がいま旅立つのだ。 人(タコ)はまた過ちを繰り返そうとしているのか… な~んちゃって。 (以上、PS・SS版のOPより(*2)) あえてコメントは載せない。心の中のツッコミはご随意に。 ちなみにこれはゲーム内のOP。説明書にはもっと具体的なストーリーが描かれている。 システム 正統派グラディウスの流れを汲む「カプセルを回収してパワーアップ」+「『ツインビー』のベルでボーナスや特殊攻撃」というパロディウス伝統のスタイルはそのまま。 さらに本作にも回収したカプセルを任意で消費してパワーアップできる「やるぜマニュアル」と、自動で消費して勝手にパワーアップしてくれる「らくちんオート」の操作系統が用意されている。 使用可能機体数16種類と、シューティングゲームとしてはかなりの大盤振る舞い。『グラディウス』シリーズ全般で見ても、これだけのバリエーションはなかなかお目にかかれない。 前作では2Pキャラは単なる色違いであったが、今作ではいずれも性能が異なる武装が用意され、1P2Pどちらでも選べるようになった。 これも前作同様だが、一部の機体の武装は、過去のコナミのシューティングや『ダライアス』『R-TYPE LEO』『雷電』から『達人王』まで縦横問わず他社のシューティングからのオマージュだったりする。他社ネタの武装は、元ネタが当時移植されてなかったり、移植版がマイナーだったりと、出典がマニアックなレアモノも。 一部既存キャラから装備配置が入れ替わっただけのキャラも居るが、その辺は『グラディウス外伝』の先駆けと思われる。 + 自機キャラクター紹介(16体+PS・SS隠し2体) キャラ名 装備(先頭は全キャラがスピードアップ) コメント ビックバイパー ミサイル・ダブル・レーザー・オプション・フォースフィールド シリーズ皆勤賞の主人公機。今回も『グラディウス』の装備だが、珍しくシールドではなくフォースフィールド装備。多彩なキャラが揃う本作ではいささか特徴に欠けるが、使い勝手は悪くない。 ロードブリティッシュ ツインホークウインド・リップル・レーザー・オプション・マルチシールド 今回は2P扱いから脱し、『沙羅曼蛇』の装備一式で出陣。2WAYにもかかわらずミサイルが滑走するため沙羅曼蛇と同等の使い勝手を誇る。マルチシールドは原作でフォースフィールド名義だったアレだが、今回はちゃんと4つ装備できる。 タコ彦 2WAYミサイル・テイルガン・リップル・オプション・たこつぼバリア 前作のタコスケの弟らしい。タコ伝統の『グラII』4番装備。今回は同装備の原型であるロードブリティッシュが居るため若干分が悪い。 ベリアル ミサイル・ダブル・リップル・オプション・たこつぼバリア 前作のタコスケの2Pサイド。性別不明。ミサイルは通常だがそれ以外は『グラII』の3番装備。『グラディウス』の装備からレーザーを削除して代わりにリップルに変更しただけとも言う。ダブルとミサイルで上下は万全だがそれは他キャラでも同じことが出来てしまうのでやや不遇。 ツインビー ロケットパンチ・テイルガン・3WAYショット・オプション(収束型)・バリア 『パロディウスだ!』からおなじみの装備。いつの間にか口が付いていたので(*3)、幻のタコヤキを食べたいと思ったらしい。かつての強みだった攻撃範囲は他キャラに上を行かれ、今作でもいささか不遇なポジション。 ウインビー ロケットパンチ・テイルガン・3WAYショット・オプション・しっぽバリア パイロットのパステルばかりが大人気で、鬱憤ばらしに参加したらしい。『出たな!』から復活のしっぽバリアは扱いが難しいが、使いこなせば鉄壁の防御を誇る。ツインビーとのオプション挙動の違いは『Pop n』のそれである。 ペン太郎 ポットンミサイル・ダブル・スプレッドガン・オプション(収束型)・バブル お馴染みペンギンのペン太郎。幼馴染の花子におびえており、彼女に強要されて参加するハメに。相変わらずの攻撃範囲の狭さであり、かなり使いづらい。 花子 スプレッドボム・ダブル・スプレッドガン・オプション(収束型)・バブル 『極上パロディウス』(ペン太郎2P側)の戦いで破壊の快感に目覚めたペン太郎の幼馴染。対地はスプレッドボム、対空はスプレッドガンとスプレッドづくしの超破壊型装備。使いづらさは気にしない。 そいつ そいつミサイル・そいつウェイ・そいつレーザー・そいつパワー・そいつシールド 「こいつ・あいつ」が出たから「そいつ・どいつ」もいるんじゃない?と言われたら本当に存在した。こいつ譲りの超高性能ぶり。弾数が多い今作では高耐久のそいつシールドが輝く場面は多い。 どいつ どいつミサイル・どいつウェイ・どいつレーザー・どいつオプション・どいつシールド どいつはオプションタイプ。どいつウェイは発射元のオプションによって発射方向が異なるため使いづらい。どいつレーザーは他作品のツインレーザーの性能。むしろこっちを使ったほうが輝くかも? ウパ ホーミングミサイル・ワイドショット・レーザー・グレードアップ・メガクラッシュ SFC版『極上』が初参戦の『バイオミラクル ぼくってウパ』の主人公。異常な嗅覚で幻のタコヤキのにおいを嗅ぎ付けて城を飛び出した。『雷電』を元ネタにした装備。元ネタが縦STGなだけありバリアなしで代わりにメガクラッシュを装備しているという変わり種。 ルパ マルチスプレッド・ワイドショット・サーチバルカン・グレードアップ・メガクラッシュ SFC版『極上』から唐突に登場したウパの妹。国王の頼みで兄を連れ戻すため参戦。こちらもパロディ装備で元ネタは『達人王』。攻撃範囲の広さが光るが、やはりバリアは装備できずメガクラッシュを持っている。 ラン ホーミングビット・リフレクト・サーチレーザー・グレードアップ・シールド ツインビーの茶飲み友達のネコ。元ネタは『R-TYPE LEO』。シールドを付けられるが流石にフォースのように耐久無限ではない。攻撃範囲に優れた武装が並び、火力こそ低めながらも高性能にまとまっている。 ミケ マルチボム・レーザー・ウェイブ・グレードアップ・フォースフィールド ウインビーのカラオケ友達のネコ。元ネタは『ダライアス』。フォースフィールドがアーム(ダライアス仕様のバリア)のように重ね着していく仕様(最大4枚)。レーザーは連射性能が高く高威力、ウェイブは地形貫通と元ネタさながらの高性能さ。 スゥ オプション・レーザー・ダブル・ミサイル・フォースフィールド ビックバイパーのタイヤキ屋の常連の妖精。12歳とは思えぬナイスバディ。ビックバイパーと同装備でゲージ順が異なる。この仕様は『ライフフォース』でのロードブリティッシュを思わせる。こちらのほうがオプション装備が速いうえ、最初がスピードアップなのは変わらないため使い勝手はこちらが上。 メミム リバースホークウインド・テイルガン・ツインレーザー・オプション・フォースフィールド 741歳の妖精。「幻のタコヤキ」入手に執念を燃やし続けているが、いつも失敗している。リバースホークウインドは名前の通り、画面上下端から遠い方にミサイルを撃つ。使い勝手はまあまあ。 ドラキュラくん(PS・SS隠しキャラ) ミサイル・バルカン・ホーミング・グレードアップ・フォースフィールド SFC版『極上』が初参戦のドラキュラくん。推定年齢1万9歳。変わらず『アクスレイ』のパロディ装備を引っさげて登場。前方のメイン攻撃がミサイルという非常に変わった機体。解禁条件が妖精全回収と非常に厳しい。 キッドドラキュラ(PS・SS隠しキャラ) スプレッドボム・テイルガン・リフレクトショット・グレードアップ・シールド ドラキュラくんの別カラー版。1万年の眠りに就く前の9歳児。装備の元ネタは『サンダークロス』。元ネタと異なりオプションは2つまで。それでもフルパワーリフレクトの攻撃範囲は暴力的の一言。 敵撃破時には時折カプセルの代わりにベルが出現する。基本的には得点アイテムの黄色だが、ショットを撃ち込むことでたまに色が変わり「画面全体攻撃をストックできる青」「ショットが撃てない代わりに完全無敵の巨大化状態になる緑」「メガホンから出るセリフで敵や地形を貫通して攻撃する白」などになる。 なお本作では「通常は(おそらく)破壊不可能だが、青ベルのスーパーボムなら破壊でき10000点ボーナス」という隠し要素も登場する。前作ではスペシャルステージのみだった要素。 前作同様、倒すと大量のベルを放出する敵も登場するが、前作のSFC版から引き続きステージ毎にデザインや攻撃パターンが異なる。ただし複数のパワーアップカプセルを放出する敵は出なくなった。 カプセルの中にはパワーアップゲージが回転し、止めたところでパワーアップが確定する「ルーレットカプセル」が存在する。 また今作では、前作のボス「カプチーノ」そっくりの謎の浮遊する物体が随所に配置されており、触れるとルーレットカプセルの効果が何度でも発動する。ルーレット自体も目押しがそこそこ効きやすくなっているため、カプセルを落とす敵の登場数増加・「オーマイゴッド」の廃止可能と相まって、ミスからの復活がかなりしやすい一因となっている。 ステージ各所には高得点アイテム「妖精」が隠されており、ショットを撃ち込むことで出現する。 ステージ内を隅々まで探す楽しみが増え、再プレイ時もお楽しみ要素となる。 さらに本作にはセーブ機能が搭載されており、集めることで様々な特典が追加される。 隠し場所に打ち込むと妖精が出現するというフィーチャーは勿論、雷電シリーズのパロディである。 家庭用という事もあって1ステージが長めだが、ポーズ画面中にセーブ画面を呼び出すことが可能。ロードすると、武装を引き継いだ状態で直前のチェックポイントから再開可能。この仕組みは後に本作のPSP移植だけでなくグラディウスポータブルにまで引き継がれた。 評価点 どこまでも突き抜けたバカっぷりを発揮する外見ながら、シューティングとしての作りは至極丁寧。他のパロディウスシリーズ以上に配慮が行き届いているためなおさらである。 8段階の難易度調整が可能で、幅広いプレイヤー層がプレイ可能。最低難易度なら初心者でも何度かプレイすればノーミス達成できるレベル。 チェックポイントセーブ機能の搭載もあり、クリアするだけならシリーズの中でもかなり敷居が下がっている。 一方で、他作品と比較して「弾速」より「弾量」で攻める傾向が強い。このあたりはモチーフの1つとなっている『グラディウスIII』譲りか。 初めから家庭版として作られていたためか、前後作まで問題視されていたランクの変化が周回途中でほぼ気にならなくなっているのも追い風と言える。 パロディウスシリーズのおバカな「外見」にさらにおバカな「実況」まで加わり、全力でプレイヤーの腹筋を殺しに来る。 実況は『ヤッターマン』のボヤッキーでおなじみの八奈見乗児氏。ボヤッキーを意識しているようなしていないような軽快な実況でゲームを盛り上げてくれる。ゲームオーバー時には「全国の女子高生のみなさーん、お便り待ってまーす」と締める声優ネタも。 一応、設定上では初代主人公のタコが実況を務めている事になっているが、それが分かる要素は精々最初に名乗るとき程度。以降はボヤッキーが実況しているようにしか思えないだろう。 声の音質はSFCとしてはクリアで聞き取りやすい部類。 基本的にネタ要素が多い実況だが、ボス戦で「顔が弱点だよ」と弱点を教えてくれたり、初見殺し気味の攻撃が来る時に「危なーい!」と教えてくれたり、ステージ半ばまで進むと「中間地点です」などと知らせてくれるお助けキャラの一面もあり、ゲームシステムの一つとしてきちんと組み込まれている。 また、妖精がいる場合に「どっかに妖精さんがいるよ」と喋ったり、前述の「スーパーボムを使用することで破壊できる10000点ボーナス」が出現する場面で「今だスーパーボムを使え!」と喋る(*4)など、隠し要素を教えてくれる場面もある。 鬱陶しく感じたらオプションでオフにもできる。高難易度でもゲームに集中できる配慮は嬉しい。 もちろんステージ、敵やオブジェクトの見た目も相変わらずぶっ飛んでいるが、今作は特にコナミオールスターの色が強い。 『がんばれゴエモン』『ツインビーシリーズ』『グラディウスシリーズ』といった有名どころから、当時はまだ移植されていなかった『ツインビーヤッホー』『XEXEX』『リーサルエンフォーサーズ』までステージ毎にコナミ作品をモチーフにしたギミックが登場する。『がんばれゴエモン』からは『奇天烈将軍マッギネス』のカブキ城の仕掛けが登場したり(ちなみにボスは「ゴエモンインパクト」ならぬ「ゴエモンコンパクト」)、『XEXEX』からは分子ステージの独特なモチーフがシリーズ恒例となったお菓子ステージと組み合わさっている。 特に印象深いのはステージ2だろう。学校を舞台にしたステージで同社の『ときめきメモリアル』を完璧にオマージュしている。にもかかわらず後半のステージ内容がまさかのモアイであり、コスプレしたモアイを見て実況の「うえ~気持ち悪い」というセリフに強く共感したプレイヤーも多いことだろう。そして前作のプレイヤーキャラからステージボス化してきた「巨大ひかる あかね」はそのとんでもないインパクトと、見た目に反した初見殺しな攻撃方法で多くのプレイヤーの印象に残ったと思われる。 他、本作からグラディウスII以降で恒例のボスラッシュがパロディウス初登場。お約束のザブラッシュから始まった後は、ビッグコアをはじめとした本作出典のボスが順番に登場。 BGMも総じて良質。パロディウスシリーズのBGMはクラシックのアレンジが中心であったが、本作ではそのステージの元ネタになったゲームのBGMに加え、なんと洋楽・邦楽も用いられている。 ステージ1では後に初代Dance Dance Revolutionに収録されることになる『ザッツ・ザウェイ』(KC&ザ・サンシャイン・バンド)、そしてボス戦での『魅せられて』(ジュディ・オング)、ステージ4では『ダイヤモンド・ヘッド』(ベンチャーズ)が『がんばれゴエモン! からくり道中』のステージBGMと合わさって「がんばれゴエモン テケテケ道中」として起用されている。 ちなみに本作のみ、JASRACの許諾表示がパッケージに記されている(*5)。 賛否両論点 前作から引き続き存在するルーレットカプセル 初期設定では通常のカプセルと見分けがつかないので、順調にパワーアップを重ねているところで想定外のパワーダウンに見舞われかねない。 ルーレットカプセルと「OH!!」ゲージの組み合わせは初代の『パロディウス タコは地球を救う』から本作まで全ての作品に存在するため、このシステムはある意味パロディウスシリーズらしい伝統芸とも言える。 過去作と違い今作ではオプションでオフにしたり、見た目を普通のカプセルと違う色(紫)にできるようになった。 ただし、設定に関係なく「カプチーノ」そっくりの謎の浮遊する物体に触れるとルーレットが強制的に発動する。 ストーリー展開は完全に『極上パロディウス』の焼き直し。一部ほぼ共通のボスも居る。 ゲーム中のOPは上記の通りだが説明書に記載されている実際のストーリーは、タコが「過去の栄光を見たい」と言った前作に続いて「ばくてり屋(*6)で128年に1度作られる幻のタコヤキを食べたい」などと言い出した為、タコスケがまた探しに行く羽目になったが、前回の件で酷い目に遭った所為で気乗りがしないので弟のタコヒコに押し付けた…というもの。 要は前作のストーリーから「過去の栄光」を「幻のタコヤキ」に置き換え、主人公を交代しただけである。 ただし、上記のプロローグにあるように「同じ過ちを繰り返そうとしている」ことがストーリーのキモ。ぶっちゃけこれ自体がいわゆる「天丼」ネタということだ。 + エンディングのネタバレ 肝心のエンディングも「過去の栄光」による爆発オチ。結局同じ過ちを繰り返す。 ただし前作の『極上パロディウス』とは違いプレイヤーが選択した自機は脱出に成功しており、エンディングも前作のような哀愁漂う雰囲気と曲(*7)ではなく「空の上で自機が飛んでいるのをバックにスタッフロール」という明るい雰囲気かつエンディング曲になっている。 今作の「幻のタコヤキ」は「過去の栄光」にすでに食べられてしまったものの、ちゃんとタコヤキとして実在していた。 そもそも本作は『グラディウス2』や『グラディウスV』のようにストーリーがゲーム中に深く関わることはないので、焼き直しであったとしてもそこまで気になるものでもない。 前作より一際目立つ直接的な下ネタ要素 前作の『極上パロディウス』で目立っていなかった下ネタ要素が、今作では露骨に出ている箇所がいくつか存在する。 2面のとある場所で見つけることができる「ペンギンのオスとメスが一緒にベッドに入っている」や、「顔がウ○コで、姿がどこかで見た美少女戦士」等、前作のこいつバリア(*8)のような直球的な下ネタがいくつか散見される。 その中でも一際目立っているのは3面のボス「ボインビー」。 モチーフは『ツインビーシリーズ』に出てくる「ツインビー」をはじめとした機体そのものが顔となっているいわば一頭身キャラ。プレイヤーキャラとしてはもちろん、3面にも原作の悪役である「ワルモン博士」が作った敵機体が登場する。 ボスキャラの「ボインビー」は顔らしき箇所が胸の形をしており、その上にブラジャーを被った機体が登場する。「ツインビー」と大きなバストを意味する「ボイン」を組み合わせた、文字通りのボインな胸(?)を持つ姿をしている。 足にはハイヒールを履き、頭部らしき場所にキスマークや、武器として口紅を使い、突進時には手で胸らしき物を持って乳揺れのような仕草を行うなど、学生服を着た巨大な美少女が相手をする2面ボス「ひかる&あかね」等のセクシーなキャラクターとは違った存在感を放っている。 極めつきはボインビー撃退後の姿。撃退後の演出としてブラジャーが消失すると共に全身が肌色になり、両手で胸らしき箇所を隠しながら「イヤ~ン」というボイスを出し撤退するという後作の『セクシーパロディウス』に負けないレベルの演出をやってのける。 『極上パロディウス』ですらほぼ肌色になるキャラクターを出すことはやっていなかったので、これをアーケードではなく家庭用ゲーム機で実装したのはある意味衝撃的。というかよく怒られなかったな。 以上のことからこのボス全体に直球的な下ネタ要素ちりばめられており、存在そのものが人を選ぶボスキャラとなっている。 さすがにマズいと思ったのか、後述するSS/PS版では撃破後に全身が肌色になる演出は削除されている。 その代わりなぜかボイスが強化されており、ダメージ時に「あ~ん」、突進時に「いくわよ~ん」、撤退時に「もう、いくぅ~」といった具合である意味強化されている。 なお、クレジットには掲載されていないがSS/PS版の「ボインビー」のCVは井上喜久子氏。氏は元ネタの『ツインビーシリーズ』において重要なポジションを持つ「メローラ姫」というキャラクターを演じている。 ちなみにボインビーに関する実況のタコのコメントは「サービス満点だねっ!」。 問題点 妖精の配置は実況が教えてくれることもあるが、基本ノーヒント。 地形と地形の間の危険な場所にいることがかなり多く、下手に取りに行くとあっさり地形死しやすい。 中には完全に地形に囲われた場所もあり、スーパーボムで出現させた後に地形から出てくるのを待たなければならない。 取り逃しをしてしまうとやり直しをせざるを得ないので、強制スクロールで動くシューティングゲームのシステム自体との相性が悪い。 セーブ機能があるとは言え、ロード時は「その場所で再開」ではなく「ある程度戻ってから再開(*9)」なので、上記の配置場所も相まって作業感が強くなってしまっている。 前作同様、ランクの上下が激しい。 ランクが高くなると敵の攻撃が激しくなりギミックの難度も上昇し、パワーアップしたからといって緊張を解くとすぐやられる。 だが、AC向けだった前作と比較して残機が増えやすい上、復活の難易度も低めな為、死んでもゴリ押しが利き易いのが救い。 総評 その奇抜にも程があるデザインから身構えがちではあるが、横シューティングとしての完成度は間違いなく高い。 多彩な登場キャラクターややりこみ要素もあり、長く楽しめる一作になっている。 またその派手な見た目と完成度の高さから、パロディウスシリーズの中でも代表作として扱われやすく、知名度もかなり高い。 移植 SS / PS版 本作はSS/PSに「実況おしゃべりパロディウス ~forever with me~」のタイトルで移植されている。 SS版とPS版ではSE周りが大分違い、PS版のほうが全体的にクリア(好みのレベルではあるが)。 サブタイトル追加された"~forever with me~"は、『ときめきメモリアル』のPS版のサブタイトル"~forever with you~"のパロディである。 両作とも追加システムを始め、背景やグラフィックなどに細かい違いがある。 パワーアップの一部にあった前作までの全ての装備がはがされる「オーマイゴッド」が、絵がそろうと様々な効果が発動する「スロット」に変更できるようになった。 つまり、前作までの装備が揃っている状態から、前述のルーレットカプセルの際にハズレを引き当てる事は無いも同然。スロットに「OH!」があるが、揃うのはかなり稀なのでほぼ気にならない。 設定で従来通りのオーマイゴッドありでもプレイできる。 大きく変更された面は、6面の『リーサルエンフォーサーズ』をモチーフにしたステージ。道中はSFC版では単純な構造の高速ステージだったが、こちらでは大きく手を加えられて密度が上昇している。 前半の道中こそSFCと同様だが、原作のプレイヤーが画面奥から狙撃するようになり、気が抜けなくなった(*10)。後半はグラディウス高速面恒例のシャッター地帯。 さらにボスはSFC版では急に『対戦ぱずるだま』の世界に変わり、同作のバカ殿が登場していたのだが、こちらではおなじみのネコ戦艦(SFC版には未登場)が列車として復活登場と(*11)、もはや別物のステージとなっている。 2面のボスである巨大ひかる あかねはSFC版ではハードの都合上ややもっさりしたドット絵だったのが、移植版では全く別のアニメ調に描かれている他、ポージングや攻撃方法、ボイスまで一新されている凝りようである。 また、道中のシャボン玉に入った妖精の敵がときメモのヒロイン達になっていると言った芸の細かい演出も追加されている。 他にも4面のボスのゴエモンコンパクトはエビス丸型の第二形態が追加されているなど、多数の変更・追加要素がある。 自機性能も一部調整されている。例えばビックバイパー&ロードブリティッシュのレーザーは硬い敵・地形に照射している間は途切れないというAC版『グラディウスIII』仕様に。 CD媒体なのでほぼ全曲がアレンジ音源に変更されている。 アレンジされた楽曲のうち、ボスラッシュの冒頭のザブラッシュでかかるグラディウスのボス戦のアレンジは、近年のオールスター感謝祭で毎回使われており、数あるBGMの中でこの曲だけは知っているという人も多い。 またステージ2の「ときめき人の踊り」は、原作で詩織役だった金月真美氏によるボーカルバージョンが隠し要素として入っている。 妖精の収集数が2倍になった。 SFC版で登場した妖精70匹を全て集めると、SS/PS版のみに出現する妖精70匹が追加されるようになった。 140匹の妖精を集めて出現する隠しキャラとして「ドラキュラくん」「キッドドラキュラ」(『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』)が追加される。 SFC版『極上パロディウス』からの復活・逆移植キャラでもある。 2人同時プレイが可能になっている。 SFC版の八奈見氏(1P側実況)に加えて、2P側では小原乃梨子氏が実況を担当。こちらはどう聞いてもドロンジョ様で、ルーレットで失敗したときには「このスカポンタ~ン!」と喋ってくれる。 一応、こちらも設定上ではタコの奥さんということになっている。ドロンジョ様にしか聞こえないが間違ってもドロンジョ様が実況している訳ではない。 2人同時に実況が行われるようになったためか、1人プレイ時の実況はSFC版と比べるとやや頻度がおとなしくなっている。 2人プレイが可能になったためか、それに伴いパワーアップ表示も『極パロ』と同様に小さめの表示に変更されている。 追加ステージが2つ存在する。 1つはスコアアタックを目標としたおまけステージ。『だ!』の移植版に追加されたおまけ面と同様、玩具をモチーフとしたもの。 もう1つはスピードアップに応じた高速スクロールで、完走までのタイムを競うF1グランプリ風の変則ステージ。BGMもF1中継でおなじみの『トゥルース』(ザ・スクエア)が起用。 両方ともスタートメニューから選ぶことができる。 【SS版のみ】ステージ構成は同じだが、敵の配置やボスの攻撃パターンが大きく異なる「EXTRAモード」が追加されている。 【PS版のみ】各ステージクリア時に「アクシデントステージ」がランダムに発生するようになった。このステージのみ、3Dの敵・半透明エフェクトの爆発と後の『グラディウスIV』風になる。 オプションでオフにできる他、裏技でこのアクシデントステージのみを連続で遊ぶこともできる。 ちなみに、アクシデントステージはランクで出現するらしく、低いランクを維持していると全く出現しないまま進んでいく。 PSP版 後にPS版ベースのものが『パロディウスPORTABLE』に収録されている。 BGMの差し替えが目立ち、本作では1面の『ザッツ・ザ・ウェイ』とおまけタイムアタック面の『トゥルース』が差し替えられてしまっておりオリジナルの魅力が無くなっている。 差し替え後の曲は『Dance Dance Revolution』収録つながりで『BRILLIANT 2U(*12)』に。版権料をケチらざるを得ない社内事情があったと推察されるが、それを踏まえた上でなら「分かっている」選曲と言える。 余談 パロディウスシリーズに登場する数あるボスのうち、本作のボスラッシュで登場する「ビッグコア」は唯一パロディ化されることなくそのまま登場する珍しいボスキャラである。 『パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~』の「イーグル・ワシサブノスケ」(*13)や『極上パロディウス ~過去の栄光を求めて~』の「デコレーションコア」(*14)、『パロディウス タコは地球を救う』のバグボス群(*15)、『パロディウスだ!』から本作までのラスボスなどのグラディウスシリーズに元ネタが存在しているボスキャラは何らかの形でパロディ化されているのだが、本作の「ビッグコア」はものまね番組で言う「ご本人登場」のような形で改変されることなく登場する。 ただし、元ネタとは違い通常の攻撃に加え、反対側から攻撃したりレーザーを乱射したりとアレンジが加えられている。 本作での攻撃方法は元ネタにあたる後作の「グラディウスV」で逆輸入されることとなる。 残念ながら(?)SS/PS版では「ビッグコア」に代わり『対戦ぱずるだま』の「ジョン・ワン次郎」に置き換えられている。キャラは違えと攻撃方法は全く同じ。 SS/PS版に限りゲームディスクをCD-ROMもしくはDVD-ROMドライブ搭載のPCで認識させると、データ内に制作に関わったスタッフの開発秘話やこの方法でしか見ることが出来ないイラストのオマケデータを閲覧することができる。 開発秘話のドキュメントファイルはどちらも「KAIHATSU.DOC」というファイル名に納められている。DOCファイルの中身自体はWordの文章ファイルではなく、txt形式のファイルと同じプレーンテキストなのでメモ帳といったテキストエディタで閲覧可能。(*16) PS版とSS版で文章が全く違っており、後者のSS版の開発秘話で「PS版のアクシデントモードはSS版にも入れるつもりだった」という事実が判明する。 開発秘話によればシステム担当者の力量不足で実装を断念したと語られている。代わりに実装されたのが「EXTRAモード」である。 この開発陣にとって開発秘話をデータ内に入れる要素は恒例行事だったらしく、本作の開発秘話の文章に「ソフトの封を切ったらまずパソコンに突っ込むあなた! ソフトが泣いてますよ!!」と書いてあるほど。 パロディウスシリーズにおいてはPS版『極上パロディウスだ!デラックスパック』を除いたすべてのPS・SS移植作品のゲームディスクの中に開発秘話のドキュメントファイルが同梱されていることが確認できる。 本作の最終面は『グラディウスIII』の要塞面の構成をそのままパロディ化したもの。 これは『パロディウスだ!』の最終面が『グラディウス』の要塞面のパロディ、その次作にあたる『極上パロディウス』の最終面が『グラディウスII -GOFERの野望-』の要塞面のパロディであったことから、本作はその流れに乗るようにパロディ化された。 前半のせり上がる壁、中ボスの金魚すくい(*17)、後半で登場するブタの形をした香取線香(*18)、そしてラスボスの姿や攻撃パターンまでもが地形・姿・挙動何もかもIIIの要塞面のパロディで構成されている。 BGMもラスボスを除いたステージ内で使用されている楽曲がすべてIIIのアレンジ曲というごだわりっぷり。 その中でも空中戦はSFC版『グラディウスIII』でオミットされたAC版『グラディウスIII -伝説から神話へ』の「Try to star」のアレンジが採用されている。 SFC版の未使用曲として「突撃!となりの晩ごはん」と「ジョン・ロビもぶっとび」(*19)という曲が存在する。 未使用曲自体は当時リリースされたSFC版のサウンドトラックで聴く事ができる。 SFC版では未使用だが後のSS/PS版で前者はおまけモードのBGMとして、後者は6面のボスの曲として採用された。 他の楽曲と同様に収録の際にリアレンジされたのでSFC版とSS/PS版とでは楽曲の雰囲気が違う。 また、PS版には未使用曲としてタコ役の八奈見乗児氏とタコの奥さん役の小原乃梨子氏が1面のボス曲である『魅せられて』を歌うバージョンが存在する。 ゲーム中でこれらの曲を聴く術はなく、SS版にはデータそのものが入っていない。 未収録となった経緯は不明だが、恐らく権利的な事情で見送りになったと思われる。 もっとも、序盤のサビ以外はまともに歌っておらずほとんどが2人による語りとなっている。これがゲーム中に流れると実況以上の邪魔な存在になっていた可能性があり、収録できなかったのかもしれない。
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セクシーパロディウス 家庭用移植版 家庭用移植版 対応機種 プレイステーション、セガサターン 発売日 1996年11月1日 開発 コナミ コンピュータ エンタテインメント東京 発売 コナミ PROGRAM 上田英生 / H."DELUXE"UEDA 高木章成 / AKIND. TAKAKI 村山隆徳 / MURA 佐藤秀明 / H.SATO (AKI) 飯田周太郎 / SHUTARO DESIGN T.SAGAWA MARIKO 佐藤隆善 / SATOU TAKAYOSHI SOUND 山根清彦 / KIYOHIKO YAMANE AKT TAKABOW 野口洋江 / HIROE NOGUCHI PRODUCT DESIGN 熊坂省吾 / S.KUMASAKA ORIGINAL AC STAFF 徳田典 / CHICHIBINTA TSUKASA OHJI PAIMAN SHUZILOW.HA MAGROU 坊池夏美 / NATSUMI BOUIKE MISUGI INAGAKI 西村芳 / KAORI NISHIMURA 浪越幸司 / GALAXY NAMIKOSHI 陰下真由子 / MAYUKO KAGESHITA ARY IZUMI 妹尾和浩 / SITA-RU SENOO 松井義和 / YOSHIKAZU MATSUI POPER TAKASHI JOSHUA POPENOE KUMIKO WATANABE NOBUYUKI HIYAMA YUKO NAGASHIMA SPECIAL THANKS ISHIMAROID 柘植成子 / SHIGEKO TSUGE 立石孝 / TAKASHI TATEISHI 寺田ひとみ / HITOMI TERADA 森昌二 / SHOJI MORI AONI PRODUCTION ARTS VISION SHEPARD PRODUCTION SUPERVISE 春木豊 / HALKY PRODUCE 北上一三 / KAZUMI KITAUE DEVELOPMENT BY KCET
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パロディウスだ! 【ぱろでぃうすだ】 ジャンル シューティング 対応機種 ゲームボーイ メディア 2MbitROMカートリッジ 発売・開発元 コナミ 発売日 1991年4月15日 定価 3,800円 判定 良作 グラディウスシリーズ 概要 特徴・評価点 問題点 総評 その後の展開 概要 コナミの人気シューティングゲーム、『パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~』のゲームボーイ移植作で、『ネメシス』に続くGB版グラディウスシリーズ第2弾。 特徴・評価点 スペックの面でファミコンやアーケードに後れを取るゲームボーイにもかかわらず、移植度が極めて高い。 使用可能機体はビックバイパー、タコ、ツインビー、ペン太郎の4機種。いずれの武装もアーケード版そのままである。 特にビックバイパーのレーザーはACに忠実な長いレーザーを放つ事が出来、携帯機ながら非常に高い破壊力を持つ。 普通にはこの長さの物体は描画不可能なところ、走査線の途中でレジスタを書き換える高度なプログラムで実現されている。 ただし、ハードスペックの関係上オプションはどの機体でも一律2個までになっている。 画面は当然モノクロだが、それを除けばグラフィックはアーケード版に忠実。ゲームボーイでこれは本当にすごい。 処理落ち、ちらつきもほとんどない。 特に5面のモアイ戦艦は当時の携帯機ながらACに忠実な動き(*1)をするので、直前にリリースされた元ネタのR-TYPEのGB版より勝っている。 BGMも音割れとは無縁で、再現度高し。 隠しコマンドでサウンドテストに行く事が出来、再現度の高いBGMをじっくり聞けるのも特徴。 容量の都合上、最終ステージを含めて8ステージに削られているが、FC版ではカットされていた4、6面が収録されているほか、GB版の3面は、FC版8面を改変したオリジナルステージも入っているので決して見劣りはしない。 オリジナルステージのBGMはMSX版初代『パロディウス』で好評だった3面の曲が使われており、ボスもお馴染みのゴーレムのパロディになっている等、ファンサービスが魅力。 表現上の問題でFC版では無念のリストラを食らったちちびんたリカが登場する。しかも腰振り付きである。 後にリリースしたSFC版では再び腰振りがカットされてしまったので、本作が任天堂ハードに移植されたパロディウスで唯一の腰振り建在作品となった。 GB版の3面と5面にはボーナスステージ(隠しステージ)が存在する。ボーナスステージに入れば元のステージのボスとは戦わずに次のステージに進むことになる。 本作の隠しステージはMSX版グラディウスシリーズを彷彿とさせる内容になっているのだが、パロディウスらしくバーゲン会場という設定になっている。 最終面以外の好きなステージから始める機能がある(他のGB版『ツインビーだ!!』や『ネメシス』等と同じ機能)。 問題点 ペン太郎のスプレッドガンが弱体化。 多くのキャラクターの装備はAC版をほぼ忠実に再現しているが、ペン太郎のスプレッドガンだけは画面に1発しか出せなくなり(つまり連射不可能)、大幅に弱体化。 スプレッドガンは連射することで真価を発揮する武器だが、連射が不可能になった事により『!?』並みの罠装備になってしまっている。 グラディウスIV -復活-のアーマーピアッシングから遡ること8年、レーザーが罠装備となる機体・装備の元祖が誕生した。 ベル関連 ハード的に仕方がないのだが、ベルの色が見分けにくい。 また、配色の都合なのか白ベル(メガホン攻撃)が削除されていて4色に減少している。メガホン攻撃は非常に使いにくい攻撃ではあったものの、表示されるメッセージの内容がパロディウスらしく非常に愉快な物だった事から、白ベルの削除を悔やむプレイヤーも少なくなかった様子。 FCよりはマシながら横に長いセリフを描画するのはたいへん困難であるため技術的制限とも考えられる。 FC版から引き継がれている点だが、ボタン数が少ないハードでリリースされていた関係で各種ベルパワーもストックする事が出来ず、取得と同時に勝手に効果が発動してしまう。これによりベルパワーが原作から大幅に使いにくくなってしまった。このため、本作でのベルは基本的に黄色で取得する(要するにボーナス得点アイテムとして扱う)事を推奨したい所なのだが、これによって本作のベルは実質的な「死にシステム」と化している点は否めない。 スコア及び残機がプレイ中に表示されず、基本的にステージ開始前に表示される形になっていたり、パワーアップゲージが小さいなど『ネメシス』からの問題点もチラホラ。 スコアと残機はポーズをかければ見ることは出来る。ゲーム中に頻繁に必要になる情報ではないので、割り切ったのだろう。 総評 『グラディウスII』の完成度が非常に高く、FC版パロディウスには発売前から期待の声が多数寄せられていた。 しかし実際に発売されたFC版はハードを考慮すればよく移植されているものの、顕著なちらつき・処理落ちの問題などがあり 総合的な完成度はグラIIには及ばず、FC版グラディウスシリーズほどの好評は得られなかった。 それに対し、本作では限られたスペックの中で原作の雰囲気をよく再現しており、ところどころ低スペックゆえの粗や劣化点は見受けられるものの、移植度は非常に高い部類に入る。 移植先の低スペックに合わせてダウングレードを必要とする移植の中では、良移植の手本と言って差し支えないクオリティをしっかり保った作品である。 その後の展開 GBの次に発売されたPCE版はオープニングや名物のモアイ戦艦を含む2ステージがカットされているものの、サブタイトルやACに忠実なステージなど更なる完成度を誇る移植になった。 そしてその次に発売されたSFCは上述のちちびんたリカの腰振りのカットや追加面が蛇足気味だが、GB及びPCEを上回る完成度で移植版『パロディウスだ!』の決定版とも言うべき出来になった。 GB版グラディウスにおける次作の『ネメシスII』はストーリー性などから完成度が高く、GB版グラディウスシリーズの有終の美を飾るのに相応しい作品になった。 本作は後にオムニバスソフト『コナミGBコレクションVol.4』にて『クォース』『コナミックスポーツ(*2)』『フロッガー』と共にカップリング収録されている。 サウンドテストの隠しコマンド用のためか、単品版でコナミロゴが表示される部分が「Now Loading(ウソ)」という表示に変更されている。 ちなみに『コナミGBコレクションVol.4』は海外ではカラー対応ソフトとして発売されている。
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操作説明 FC AC プレイヤー移動 十字キー レバー パワーアップ Aボタン ①ボタン ショット Bボタン ②ボタン ミサイル&ベル使用 Bボタン ③ボタン AUTOモードではパワーアップ自動、ショットボタンでミサイルもベル使用も兼ねる。 ゲーム背景や世界観 西暦1990年、20世紀もあとわずかと押し迫った頃。 全世界の人々は夢を失いつつあった。 役人たちは私腹をこやすことを至福とし、 マザコンだった子供たちはパソコンを愛するようになり、 女性社員はセクハラの恨み晴らすめェ、と立ち上がり、 若者たちは人類滅亡の危機を感じながらも、ゲームセンターに通っていた。 これらの諸悪の根源は・・・? なんと語るもおぞましや、お下げ頭にゴーファーの顔をした大ダコだったのだ! さてその頃、宿敵バグとの死闘を終えたMr.パロディウスことタコは、 有給休暇をとって田舎でのんびりと野良仕事に精を出していた。 建売りタコツボの我が家に帰り、宇宙新聞を見た彼は、 驚きのあまりマナ板から転げ落ちそうになった! そこには、今地球を賑わしている謎の大ダコの顔写真があった。 「とーちゃん!?」 なんとそれは2年前から行方不明となっていた彼の父だったのだ! そこへ新聞を見た旧知の友たちが駆けつけた。 “ビックバイパー”第三次G大戦終結後退役し、たいやき屋に転職。58歳。 “ペン太郎”趣味はエアガンごっこ。ペンギンとペン子の間にできちゃった子。9歳。 “ツインビー” 双子の兄弟の一人。かわいい顔で敵を虐殺する恐い奴。17歳。 これだけ集まれば百人力? ワイワイガヤガヤ、頼りになるやらならぬやら。 あとは野となれ山となれ。 事件の真相を探るため、 タコは仲間たちと共に再び地球を目指して旅だったのであった! 批評&レビュー 名前 コメント ▼注意▲ 個人の感想なので、批評について批評する投稿はご遠慮願います。 宣伝や明らかに関係のない話のみ削除して下さい。
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前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:EDを見る 開始時間:2012/12/09(日) 14 39 08.40 終了時間:2012/12/09(日) 15 52 38.87 参加人数:1 発売元 コナミ 発売日 1995/12/15 価格 9,980円 容量 32Mbit その他 SA-1搭載 八奈見乗児の実況つきパロディウス。 SFCにしてはよく喋るゲームである。 他のシリーズに比べてちょっと長め。 使用キャラは8種類いるが、1Pと2Pで性能が違うので16種類いることになる。 パワーアップベル 黄:スコアアップ 青:スーパーボム 緑:巨大化(無敵) 白:メガホン攻撃 赤:菊一文字ミサイル 紫:敵をカプセルに変える 前作のメガホンは一定時間使い放題の文章ランダムだったが、今作は回数制になり内容が文章っぽい感じになった。 タイトル画面 おしゃべりというだけあって喋りまくります 今回は自機「そいつ」にて攻略しました 相変わらずのパロディ全開 思わず苦笑してしまうようなものもしばしば ラスボス「ばくてり屋」 グラディウスⅢのラスボス、バクテリアンのパロディ EDとスタッフロール 雑感 お馴染みパロディウスシリーズでSFCとしては最後に発売されたタイトル。 売りにしているだけのことはあり、音声も聞き取り易くいい具合に盛り上げてくれます。 パロディの方も中々キレていて、特に上のSSにもあるときメモのパロディなどは見た瞬間に思わず苦笑いしてしまいましたw いつもながらのふざけた見た目ではありますが、STGとしては丁寧に作ってあり、かつ難易度もシリーズの中では簡単な方だと思いますので、STGが苦手な方でも取っつき易いのではないかなと思います。
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【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 極上パロディウスだ ! DELUXE PACK タイトル 極上パロディウスだ ! DELUXE PACK 極上パロディウスだ ! デラックスパック 機種 プレイステーション 型番 SLPS-00002 ジャンル ゲーム集 発売元 コナミ 発売日 1994-12-3 価格 5800円(税別) タイトル 極上パロディウスだ ! DELUXE PACK PlayStation the Best 機種 プレイステーション 型番 SLPM-86031 ジャンル ゲーム集 発売元 コナミ 発売日 1997-3-20 価格 2800円(税別) タイトル 極上パロディウスだ ! DELUXE PACK PS one Books 機種 プレイステーション 型番 SLPM-87329 ジャンル ゲーム集 発売元 コナミ 発売日 2003-11-20 価格 1800円(税別) 【TOP】【←prev】【SEGA SATURN】【next→】 極上パロディウスだ ! DELUXE PACK タイトル 極上パロディウスだ ! DELUXE PACK 機種 セガサターン 型番 T-9501G ジャンル ゲーム集 発売元 コナミ 発売日 1995-5-19 価格 5800円(税別) 収録 タイトル パロディウスだ ! 極上パロディウス パロディウス 関連 Console Game FC パロディウスだ ! SFC パロディウスだ ! 神話からお笑いへ 極上パロディウス 実況おしゃべり パロディウス PCE パロディウスだ ! 神話からお笑いへ PS 極上パロディウスだ ! DELUXE PACK セクシーパロディウス 実況おしゃべり パロディウス forever with me SS 極上パロディウスだ ! DELUXE PACK セクシーパロディウス 実況おしゃべり パロディウス forever with me Handheld Game GB パロディウスだ ! コナミGBコレクション VOL.4 駿河屋で購入 プレイステーション セガサターン
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攻略サイト集 パロディウス攻略 ステージ解説などがあります。
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パロディウスだ! 【ぱろでぃうすだ】 ジャンル 横スクロールシューティング 対応機種 ファミリーコンピュータ 開発・発売元 コナミ 発売日 1990年11月30日 定価 5,800円 判定 なし ポイント FC版グラディウスシリーズの中では最も業務用に忠実その代償として処理落ち・チラツキが頻発ちちびんたリカが無念のリストラ グラディウスシリーズ 概要 システム・変更点など 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 概要 1990年4月25日に稼働した『パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~』のファミコン移植作品。 ファミコンへの移植に伴い『~神話からお笑いへ~』のサブタイトルが削除された『パロディウスだ!』名義での発売となった。 アーケードで好評を得ていたグラディウスシリーズの最新作がファミコンで遊べると聞いて大喜びしたプレイヤーも多かったのだが… システム・変更点など 基本的なシステム自体はほぼAC版と同様なので割愛。FC版での変更点を以下に記す。 ステージ構成 計7面。AC版の10面のうち4つ(4・6・7・9面)をカットし、オリジナル面(遊園地)を3面に追加している。 1 2 3 4 5 6 7 AC1面(海賊) AC2面(ピエロ) 新規(遊園地) AC3面(お菓子) AC5面(モアイ戦艦) AC8面(北極) AC10面(要塞) 3面「速いぜ!ジェットコースター!」:遊園地をモチーフにしたステージ。観覧車やジェットコースター、バイキングといった遊園地の遊具をモチーフにした敵やギミックが多く登場。ちなみに、ステージ内のジェットコースターの敵を倒し空になったジェットコースターに乗る事によって、中ボスまで高速スクロールで進む事が出来る。ボスは便器をモチーフにした「ウーンボットン」。 更に今作ではFCへ移植されるにあたって、7ステージ中4ステージで特定の条件を満たすことにより隠されたステージに行く事が出来る、所謂「エキストラステージ」も追加されている。 1面:ステージ内の天井を破壊する事で侵入。空の上をモチーフにしたエリアで、初代『グラディウス』3面のマザーのパロディの雲形の敵が登場する。 3面:ステージ内の壁を破壊する事で侵入。AC 9面(墓地)をアレンジした物で、同ステージで特徴的だった鬼火の大群や同ステージボス「吉原ダユー」をモチーフにしたボスも待ち構えている。 5面:モアイ戦艦の最初に登場する「よしだ君」の破壊した上で口の中に入る事で侵入。モアイ戦艦の内部を探索するという、MSX『グラディウス2』の戦艦内部を意識した様な作りのステージ。もちろん登場する敵は全てモアイ。 6面:AC版における氷づけのゴーレムがいた場所にある入り口から侵入。AC版4面で特徴的だったグラディウス名物「火山噴火」が待ち構える他、AC版では氷づけにされていたミニゴーレムも登場。 また、各エキストラステージの最後では操作中の自機を別のキャラに変更する事が出来るカプセルを獲得する事が出来る。 難易度選択 本作では自機とパワーアップモードを選択した後にゲームの難易度を選択してからゲームを始める形式。 難易度はEASYからHARDまでの3段階。 難易度が高いほど敵も強くなるのだが、HARDでは1面から打ち返し弾が発生する様になる関係でクリア自体も困難になる。 白ベルの効果変更 白ベルはAC版では台詞で攻撃するメガホン攻撃だったが、FC版では取得すると自機が1upする効果に変更された。 評価点 ファミコン版「グラディウス」シリーズで最も業務用に近い内容であること 「FC版グラディウスII」から更にアーケードに近くなった自機の装備。 「ビックバイパー」はレーザーこそ『沙羅曼蛇 (FC)』と同様のまま(後述)だが、『グラディウスII』で4個装備が実現していたオプションのグラフィックがAC版により近い物に書き直され、バリアもフォースフィールドからシールドに変更。シールドは見た目こそはAC版に似ているが実際は自機の全身を覆うタイプが採用されていたFC版『グラディウス』とは異なり、前方のみを防ぐタイプになっている。レーザーは当たり判定・グラフィック共に『沙羅曼蛇 (FC)』の物と同様だが、レーザーの長さがAC版と同様に変更。 『グラディウスII』の4番装備ことタコのリップルレーザーは、これまでのFC版グラディウスシリーズでは地形などに当たってしまうと消滅してしまう事からAC版から大幅に弱体化してしまい、所謂「罠装備」として扱われていた。だが、本作のリップルはAC同様に地形に当たっても消滅しなくなった他、全体的に敵の耐久力も『グラディウスII』から低下していることも相まって、結果的にAC版同様の性能へと改善された。加えて、バイパー同様に前方シールドも存在している事から、こちらもAC版の装備を再現。 バイパー、タコ以外の2体も大体AC版の装備を再現している他、前2作で採用された2段階方式のパワーアップも廃止されているため、装備内容及び機体間バランスはおおむねAC版と同等と思っても良いだろう。 よりアーケードに近くなったステージ・ボス これまでのファミコン版グラディウスシリーズは『沙羅曼蛇 (FC)』3面ではアーケード版のプロミネンスや火炎弾に加えてファイヤードラゴンが登場していたり『グラディウスII』3面では火山とクリスタル面が統合されていたりと、オリジナル色が強い構成だった。 しかし、今作はよしこのミサイルや2面中ボスといったグラフィックの差し替えこそあるが、基本的にステージの地形や構造、仕掛けに敵配置や背景といった要素の多くがアーケード版をなぞっている。ボスキャラもパターンや動作など基本的に業務用を忠実に再現しているため、これまで以上に業務用に近い内容のステージをファミコンで味わう事が出来る。 特筆なのが『グラディウス』の要塞ステージのパロディである最終ステージ「タコの要塞」。 『グラディウス』がACからファミコンに移植された際の要塞ステージは、当時のロム容量の都合なのか電磁バリアやシャッター前の触手がカットされたりラスボスのゼロスフォースも自爆を待たなければ倒せない仕様に変更されていたりと、お世辞にもAC版とかけ離れていた内容であった。だが本作における「タコの要塞」は、ロム容量の増加や技術力の向上によってファミコン版グラディウスでオミットされていたそれら要素をAC版に忠実に再現されている。要するに「初期の作品で出来なかった事を時を経たうえでリベンジを果たす」という点を主役機のビックバイパー共々このステージで実現していて、結果的にFC版グラディウスシリーズの最後を飾るのに相応しい面と化している。 各ステージ内のBGMはファミコン版『グラディウスII』からの流用や一部楽曲の削除こそ見られるものの、こちらも比較的AC版に近い内容の楽曲を使用している。 本作以前のグラディウスシリーズは家庭用ハードで業務用に近い内容の作品をプレイするにはX68000といった高価なハードを利用しなければならなかった。 だが、安価で購入出来るファミコンに移植された本作の登場によって、業務用に近い内容の作品を家庭用ハードで気軽に楽しめるようになったと言えよう。 その他 隠しステージの追加 FC版グラディウスシリーズはMSX版のように隠しステージを追加する事が無かったが、本作で遂にエキストラステージが実装された。 家庭用版グラディウスシリーズにおけるエキストラステージは、ステージ内のギミックや構造自体はそれぞれ各ステージ固有ではあるのだが、地形の素材や登場する雑魚敵は他のステージと共通の物が流用されていた。だが、それらに対して本作のエキストラステージは、地形や背景の素材に固有の物を使用、雑魚敵もステージ毎に専用の物が登場する点から、非常に個性が豊かになっている。 各エキストラステージはBGMがAC4面ボスの物に変化する他、3面(遊園地)ではACの9面(墓場)が6面(北極)ではACの4面(日本)がそれぞれ再現されていたり、5面はMSX『2』の戦艦内部を彷彿とさせる構成、1面では初代グラディウス3面を彷彿とさせる耐久力の高い雑魚が登場するなど、小ネタも非常に豊富。 各エキストラステージのラストに存在する操作中のキャラクターを他のキャラに変更するカプセルを利用する事によって「ゲーム途中でエキストラステージ内でカプセルを取得し別のキャラクターに変更してから後のステージを攻略」という様に、一風変わった戦略性のプレイも可能に。またこの仕様を利用し特定機でオプションを7個にするバグ技がある。 賛否両論点 配色について 本作は内容自体は上述の通り業務用を再現しているのだが、流石にスペックの劣るファミコンでの発売らしく配色の再現が難しかったようで、AC版から見たら違和感のあるカラーリングに変更されている。 白ベルの効果変更 原作における白ベルを取得すると使える「メガホン攻撃」は使い勝手こそ非常に悪いが表示される台詞が非常におバカな物で構成されている事から、パロディウスにおける象徴的な存在の一つに分類されていた。 だが、ファミコン版で効果が1UPに変更されてしまった事により使い勝手こそ良くなったが、その反面としてお笑い成分も薄れてしまった事は賛否が分かれる。 ファミコンの描画性能を考えれば、横に長いセリフをちらつき無く表示するのはまず不可能であるため、仕方のないことではある。 ステージ3について 本作のステージ3はFC移植に伴い新規で追加されたオリジナルステージで、観覧車状の砲台や接触すると高速スクロールになるジェットコースターといったステージ内のギミックやボスも非常に独特。 なのだが、今作のステージの多くは比較的AC版に忠実な内容が中心であることに対して今作オリジナルのステージ3は浮いて見えてしまいやすく、AC版のプレイヤーから「蛇足」と捉えられがち。 ちなみに、同ステージではルーレットカプセルが多く配置されていて、ジェットコースターも利用すると高速スクロールになるのだが、これら要素がFC版でカットされた6面の代わりとして見るには焼け石に水程度と言わざるを得ない。 EDの内容変更 本作のEDはAC版からOP曲のボーカル版である「パロディウス音頭」が流れる物に差し替えられている。 ED内容自体はパロディウスに相応しい非常に愉快な物だが、AC版に思い入れのあるプレイヤーから「ここは変えて欲しくなかった」と言われてしまう事がある。 問題点 処理落ち・チラツキが多すぎる 本作を少し遊ぶすると大体分かる点だが、ゲームプレイ中に頻繁に処理落ちやスプライト欠けが起こってしまう。これによってゲーム自体も遊びにくいと言わざるを得ない。 何故、本作が処理落ちやチラツキが多すぎるのかというと、その理由はそもそものゲーム内容にある。というのも、これまでのFC版グラディウスシリーズではハード特有の低容量を補うためか、業務用の再現を止めてオリジナル要素を中心の作りに変更しキャラのサイズも縮小化させた事によってスプライトを上手く抑えていた。だが、本作はキャラクターや背景、自機の装備を業務用とほぼ同じ内容で再現してしまったことから、結果的に処理落ちやスプライト欠けが頻繁に発生するようになってしまったという。 ファミコンで無理して業務用を再現しようとせずに、前作同様、オリジナル要素を中心にすれば良かったのに… 使いづらくなったベルパワー AC版『パロディウスだ!』では赤(菊一文字バリア)か青(スーパーボム)のベルパワーを所持している状態でミサイルボタンを押すとベルパワーを発動させる事が出来る事から、「いかにどの場面でベルパワーを使っていくか」という様な戦略性も存在していた。だが、FC版はボタン数の関係でショット及びミサイル発射ボタンが一つに統合されていて、ショットを発射する際にベルパワーも勝手に発動してしまう。これによってAC版から赤と青のベルパワーが使いにくくなってしまった。 ちなみに、本作の後に発売されたGB版でもこの問題は存在。従ってPCE版発売までの間でベルパワー関連が課題になる事に… 2面中ボスについて AC版の2面で中ボスとして登場する「ちちびんたリカ」はその巨大な姿や露出度の高い衣装、元ネタのクラブから受け継がれた腰振りが多くのプレイヤーにインパクトを残した。だが、当時の任天堂ハードに出演するにはあまりにもエロい姿だった事からリストラを喰らってしまい、代役として露出が低くデザインも無難な「ミス・ミシタリーナ」に差し替えられてしまった事はAC版のファンから批判されやすい。 なお名前の由来は「見したりーな(=もっと見せてやれよ)」という意味合いであり、スタッフ側からも変更は苦渋の決断であったことが窺える。 更に同キャラの動き自体もAC版より格段に遅く、登場から撤退まで非常に時間が掛かりやすい。プレイヤーへのストレスも溜まりやすく、人によっては「本作最大の難関」と称されてしまう事も。 結局ミシタリーナの登場はFC版1回限りとなったため、凡庸なデザインも災いしてかFC版の不満点を一身に受ける存在として挙げられやすい不幸なキャラとなってしまった。 総評 ファミコンにおけるグラディウスシリーズは1985年に発売された『グラディウス』から順当な発展を遂げていき、AC版の内容をほぼ忠実に再現した本作が終着駅となった。 このことから本作はハード性能を考慮すると良く出来た「技術力の結晶」ともいうべき作品ではあるのだが、頻繁に起こる処理落ちによってプレイしづらく、総合的な評価も落としてしまった。 とはいえ、本作は内容自体は良かったものの、致命的な欠点で評価を落としてしまった作品。 このため、「もう一工夫」さえあればファミコン版グラディウスシリーズにおける「有終の美」を飾ることが出来たかもしれない、非常に「惜しい」一作と言わざるを得ないだろう。 その後の展開 本作発売後の1991年4月5日にゲームボーイに『パロディウスだ!』が移植された。 同作はスペックの劣るゲームボーイながらアーケード版の内容を実によく再現している、かつ本作のような処理落ちやちらつきも上手く抑えられている点も相まって、多くのプレイヤーから好評を得る結果になった。件のちちびんたリカも登場が実現している。 それによって皮肉にも「AC版の忠実移植」を謳っていたFC版の肩身も大幅に狭まってしまう事に……。 また、本作発売の同年12月21日にスーパーファミコンに『グラディウスIII』が移植された。 同作はファミコン版『グラディウスII』の流れを継いだアレンジ色の強い移植なのだが、上位ハードへの移植やアレンジの内容や難易度も絶妙だった事から、本作とは逆に好評を得る結果になった。 同じくスーパーファミコンでは翌年の1992年7月3日に『パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~』が再移植されている。 当時の家庭用ゲーム機では最も移植度が高く、SFC版より後から出たPS/SS版に見られるような一部演出の移植漏れもない。 ちちびんたリカもGB版に引き続き登場が許されたものの、諸般の事情で腰振りダンスが削除されることになり、ベルパワー「メガホン」の台詞の1つに「腰振らせてよ!」という自虐ネタが仕込まれている。 また、本作発売後の1991年1月5日にコナミの人気キャラクターを起用したクロスオーバーお祭りゲーム『ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城』が発売されており、その中でグラディウスをモチーフとしたステージがあるが、そのコミカルな作風から本作のパロディウスだ!をベースにした作風となっている。